「疲れているのに、眠れない」「寝ているのに、疲れが取れない」というお声をよくお聴きします。それでもお仕事はあるし…つらいですね。人間は眠っている間に脳を休め、情報の整理を行っていますから、睡眠が足りないと脳が疲れたままで正常に機能しなくなり、集中力や記憶力が低下します。
不眠が続くと自律神経の働きが乱れ、ホルモンのバランスも崩れ、血圧や血糖値が大きく上下し、気分がイライラして怒りっぽくなって、仕事や勉強に支障が出てきます。
会社では、プレゼンティーイズム(従業員が出社していても、何らかの不調のせいで頭や体が思うように働かず、本来発揮されるべきパフォーマンスが低下している状態のこと)の問題にも関わります。
受験期のお子さんも、今の時期には眠い目をこすって勉強しているより、ぐっすり眠った方が良いのにな…と思います。
人間は、何日か食べなくても生きられますが、眠れないと脳が壊れて心も体も機能しなくなってしまいます。
眠りの質 = 人生の質 と言ってもいいでしょう。
ぐっすり眠れた翌朝の爽快感、子供の頃のような気持ちの良い目覚めを、毎朝体感できたら最高ですね。
良質な眠りのためには、夜には副交感神経が優位に働くようにしリラックスすることや、眠りのホルモン「メラトニン」の生成が大切なことは良く知られていますが、安易にサプリ等で摂取すると「うつ」を悪化させることもありますから、できれば自然な方法で改善したいものです。
まずは、次の3つを試してください。お金も時間もかからずに誰にでも簡単にできます。
1)朝日を浴びる
2)夜遅い時間にパソコンやTVを見ない
3)リセット™ する
*寝る前のアルコール、カフェイン、ニコチンは、交感神経を刺激しますからなるべく避けましょう。
朝日を浴びるために、まず起きましょう。通勤や通学されているなら、駅まで歩くのでも良いですし、朝日を浴びながらリセット™を行うのは、とても気持ちの良いものです。リセット™は、メラトニンの原料であるセロトニンの生成にも役立ちます。幸せホルモン「セロトニン」
リセット™は、朝でも寝る前でも、通勤途中でも、仕事の合間でも構いません。睡眠障害を改善しようと思ったら、朝日を浴びながら5分、寝る前に5分程行ってみてください。
インターネットやTVは、光だけでなく、神経を興奮させる情報をもたらしています。夜遅い時間についつい続けてしまいがちですが、思い切って電源を切り、リセット™を始めれば、一石二鳥(?)です。
ぐっすり眠った後の晴れやかな顔は、周りの人も幸せにできますよ!