先日10日間ほど家を留守した際に、ねむの木へ水の補給を忘れてしまいました。帰ってきたら、青々と豪快に茂っていた緑の葉が色を残したまま乾いて縮んでいました。「あ~っ、ねむの木さんごめんなさい…」と、慌てて水をやろうとしたら、葉はバサバサと一枚も残さず落ちて木は丸裸になってしまったのです。
我が家のねむの木はとても健やかで、日が暮れると同時にピッタリと葉を閉じて眠ってしまいます。遅くまでパソコンにかじりついていたりする私たちをしり目に決して残業しない姿は、自然なリズムに従って生きることの大切さを黙って教えてくれます。
それでいて私たちが出張先から真夜中に戻ると、葉がいくぶん開いていて眠そうに待っていてくれたりして(?)可愛いい存在です。なのに枯らしてしまって、本当に申し訳ない気持ちで落ちた葉を片付けました。40Lのゴミ袋に一杯分もありました。
それから2,3日、よく見ると枝の先が何やら膨らんできて、プチッと明るい緑の葉の赤ちゃんが生まれてきたのです!それは見る見るうちに成長して、たった2週間のうちに完全に復活してくれました。
このねむの木の一連の様子は、環境の変化(水が無い)に際して、葉を切り離し残りのエネルギーを温存して、次に水が得られたときに復活できるようにじっと待つという生物で言えば「トラウマ反応」に他なりません。
食べ物の無い冬の間、穴の中でじっとして春を待つ「冬ごもり」もその一つですが、それを人間にしてみると、引きこもりや不登校と言われる状態にもあたります。生体としては同じ神経システムの働きで、自分を守り生き延びるための行動です。
また、大きな変化を迎えたとき、持っているものにしがみつくのではなくて、これまで呼吸し栄養を作り出してきた葉(=仕事や財産)をも潔く手放し、ゼロから新しいものを生み出すという選択ができるのも、自分への、人生への、未来への「信頼」と、委ねることのできる「勇気」があってこそだと思います。
ねむの木は一言も語らずに自らの在り方で、それを教えてくれました。
今朝の 指差し点呼感謝 は、「ねむの木、ありがとう! 信頼と勇気について教えてくれて、ありがとう!」
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今度の日曜日は、銀座リセット®ワークショップ。残席2名程です。 心と身体、感情、人間関係、マインドフルネスなど毎日の暮らしと人生のクオリティの向上に役立つテーマを取り上げながら、リセット®をセルフケアとして習得していただく2時間の講習です。
8月のテーマは「感情の上手な取り扱い方」。持ちたくない感情を持ったとき、誰かを責めたり、無理やり抑え込んだりせずに、ポジティブに活用する方法をご一緒に試してみましょう。
また、セッション前後の変化を「見える化」したチェックシートで、心と体の状態測定を行っています。リセット®でどのくらいの変化が起きるのかをご自身で検証してみてください。 人生のシフトを促すリセット®、あなたの変化につれて周囲の人や世界が大きく変わり始めます。
リセット® ワークショップ
8月5日(土) 月例クラス @田園調布
日時: 16:30~17:30 (1時間)
場所: 田園調布長田整形外科
8月6日(日) 定例ワークショップ@銀座
日時: 13:00~15:00 (2時間)
場所: 銀座 漢方天クリニック 8階
リセット® トレーニング
9月09日(土)・10日(日) 東京都 ベーシック
10月21日(土)・22日(日) 愛知県 ベーシック
11月18日(土)・19日(日) 川崎市 アドバンス